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北海道の田舎と本州の田舎

written by a2c_s on

北海道から本州に来てすでに10数年が経つが、本州に来て驚いたことの一つは田舎の意味が北海道と本州では全くちがうということだった。

一言で言うと北海道の田舎は広くて歴史が浅いが本州の田舎は狭くて歴史が深い。

北海道の場合歴史が浅いのでそもそも山奥には集落がなく

山->裾野の森->町or村と自然の境界部

というようになっているのだけど

本州の場合数百年前から山の麓まで山林を利用するために集落ができているので

山->谷間にある山奥の村->川を下ったところにある平野との接続部にある村->街道->大きな街

となっていることに住んでしばらくたってから気がついた。

この違いは大きくて、北海道だと村社会といったときに人数的に付き合いの範囲が狭いことは想像がつくのだけど、空間的に使える範囲が狭いことがどうにも想像できない。

過疎化で消滅間近な集落と聞いたときにも北海道の集落よりもはるかに長い期間の歴史や文化まで消えてしまうことが理解できない

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